「韓国では自動車産業は成功しない」

15年位前には、日経新聞でも、一般各新聞でも、経済誌でも首記のような指摘を盛んに取り上げていた記憶があります。今となっては、各誌は嘘を掲載した事になります。「こんなはずではなかった」「前提条件が崩れた」「近年の急激な世界経済の変化は全ての人の予想を上回っている」等言い訳はいつも同じパターンでしょう。この言い訳、「公共事業の失敗」や「官庁による不作為」、「企業経営者の判断ミス」にも良く使われます。使用を許されるのは特殊権限を保持している人のみで、一般的には使用は許さず厳しく責任を問われます。
全ての事象は、「停滞」「緩やかな変化」「急激な変化」「限界突破を伴う変化」が交互に起きています。短期的に「停滞」が続いいても20年後か50年後には「限界突破を伴う変化」が起きる可能性を考慮にいれた思考が必要です。例えば「気象変動」は温暖化「緩やかな変化」が予想されていますが、これも短期的には「限界突破を伴う変化」どちらに振れるかは誰にも予想できないのです。しかし、この可能性がある事は事実です。
ある時期の「確率分布」的行動は、積極的行動するほど、その勢力に短期的高成功をもたらします。しかし、長期的には計算できない「限界突破を伴う変化」が全てを無にしてしまい。新しい勢力が台頭します。その様は「よどみに浮かぶ泡沫のよう」です。対策は、「確率分布」的行動を行い、攻撃的に短期的成功をつかんだ後は、「2分法」「3分法」的行動に変更し、「攻撃と防御と現状保持」をバランスよく使い分ける戦略が肝要です。運より確率を大切に行動したい人は、ご留意下さい。